高校の頃、図書室で良く一緒だった同級生の話。
冬場は図書館にストーブが置かれるので常連が多かった。
その日は寒く雨が降っており、まだいつもの常連がほとんど来ていなかった。
そいつはいつもの席でひたすらサイコロを転がしており、「何してるんだよ」と聞くと
「1の目が出る時は解るんだよ」と言って、目の前で実演して見せてくれた。
彼は6回連続で1の目が出る時だけを見事に言い当てた。
サイコロを振る前、手の中で転がしているときに微かに暖かいのだそうだ。
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