小学生の頃、山奥に住んでた俺は一人だけバス通学だった。
ある日、間違ってバスを途中で下りてしまい、いつも帰宅ルートを半分程歩いて帰るハメになった。
舗装道路は一本なので迷う事は無かったが、周囲には民家も無く、まず人も通らない。
しかも、道路は急な傾斜を腸の様にクネクネ曲がりながら続く上り道で、体力的にもキツかった。
俺は半泣きで歩き続けたが、坂を上り切った頃には完全に日が暮れていた。
坂道を上り切ると、あとは平坦な道を進むだけだったが、それでも長い道のり。
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